この時期のオススメ柑橘類
「湘南ゴールド」と「ブラッドオレンジ」
収穫後に貯蔵して熟成が進んだこともありますが、4月になって気温が上がると、より美味しく感じる柑橘類が、この「湘南ゴールド」と「ブラッドオレンジ」です。
神奈川県限定栽培で4月が旬の「湘南ゴールド」はここで宣伝するまでもなく、香り、甘み、酸味、ジューシーさ、等ですでに多くのファンを獲得していますが、「ブラッドオレンジ」もこの時期、とってもオススメなのです。
「ブラッドオレンジ」と一言に言っても実はこれは品種名ではなくジャンルの名前。
いくつも品種がある中で、当店が栽培するのは2つの品種です。
メインで栽培するのは、収穫後すぐに甘みがあって食べやすい大きめの「タロッコ」。
おまけで少量栽培している色が濃く酸味強めで加工用にも適した方が「モロ」。
2月から販売してきた「タロッコ」は熟成が進み、よりまろやかな味に仕上がってきましたし、酸味が強いために真っ赤な見た目重視と思われがちな「モロ」もこの時期になると、結構そのまま食べても刺激があって美味しいんです。
あ、もちろんジュースに搾れば果汁は綺麗な赤(ピンク)色です。
「湘南ゴールド」も「ブラッドオレンジ」も一般的にはナイフでカットして食べる事が推奨されていますが、園主のオススメはちょっとワイルドに手むきです。
この時期まで来ると、果皮がしんなりしてくるので、ちょっと頑張れば手で皮がむけると思います。
とはいえ、汁が派手にこぼれるのでオススメのシチュエーションとしては、アウトドアで食べたあと手が洗える環境が望ましいです。
刃物でカットした状態よりも、手でむいて「じょうのう(ふさ)」ごと食べる方が口に入れた時の味わいが数段良いように思います。
おそらく「じょうのう(ふさ)」の外側にある「アルベド(白いふわふわ)」のやさしい味が口の中に触れたあと果汁が広がるこの順番が大切なのだと思います。
嘘だと思ったら、ぜひ、比較をしてみて下さいね。好みもあるので絶対とは言いませんが、その違いの大きさは実感して頂けると思います。
柑橘類マニアの世界へようこそ！
湘南ゴールドもブラッドオレンジもまだ在庫があるので、もうしばらく直売所は営業しています。
晩白柚、甘夏、などなどもございます。
この機会にぜひよろしくお願いいたします。